
大田原市上石上地区に450年以上前から伝わる「城鍬舞」(栃木県無形民俗文化財)が上石上温泉神社で披露されます。
1543年(天文12)9月、大田原城の竣工を祝う酒宴で、「藤兵衛」という農民が酔いに乗じて手にしていた鋤鍬を持ち、即興の舞を踊ったのが始まりといわれています。城主大田原資清の興をひき、以来毎年正月に藤兵衛らを城中に召して、これを演じさせました。
以後何度か中断されたこともありましたが、秋の豊作を祝い、現在では毎年10月上旬に石上小学校の児童や有志により温泉神社に奉納しています。
境内で、薄紅色の頭巾をかぶった形振を先頭に、調子を合わせて舞う様子は、城を築く人夫が働く光景を彷彿させます。中でも、形振の踊る様は「サッサッサァー」と呼びながら、あたかも人夫を励ましているかのようです。おしろいや口紅で化粧をした女の子12人が鍬のたたき手として華やかさを添えます。
1543年(天文12)9月、大田原城の竣工を祝う酒宴で、「藤兵衛」という農民が酔いに乗じて手にしていた鋤鍬を持ち、即興の舞を踊ったのが始まりといわれています。城主大田原資清の興をひき、以来毎年正月に藤兵衛らを城中に召して、これを演じさせました。
以後何度か中断されたこともありましたが、秋の豊作を祝い、現在では毎年10月上旬に石上小学校の児童や有志により温泉神社に奉納しています。
境内で、薄紅色の頭巾をかぶった形振を先頭に、調子を合わせて舞う様子は、城を築く人夫が働く光景を彷彿させます。中でも、形振の踊る様は「サッサッサァー」と呼びながら、あたかも人夫を励ましているかのようです。おしろいや口紅で化粧をした女の子12人が鍬のたたき手として華やかさを添えます。