那須高原大橋 なすこうげんおおはし

本橋は、旧黒磯市から那須町へ向かう県道 矢板那須線の交通難所を克服するため、平成5(1993)年度に架設されました。
264.9mの「鋼上路式ローゼ橋」(那須塩原市側)と195.1mの「4径間連続PCホロースラブ橋2連」(那須町側)という、異なる二種の構造から成り立っています。
ここで少し、橋の形式について説明したいと思います。
「ローゼ橋」とは、上向きに曲がった弓形状の梁部材が特徴的な「アーチ橋」の一種です。また「上路式」とはアーチ部の上に水平な走行部が乗る形式のこと。つまり「鋼上路式ローゼ橋」とは「鋼製で梁部の上側を道路が走るアーチ橋の一種」を示します。
一方「PCホロースラブ橋」とは、「PCホロースラブ桁」という、コンクリート桁の内部に円筒形の型枠を配して空洞を作ることで薄くて軽い丈夫な構造とした桁を利用する橋の一種です。「4径間連続PCホロースラブ橋2連」とは、「PCホロースラブ桁が4径間連続し、さらにそれが二組連なっている構造」を示します。

本橋は、上記のホロースラブ部からアーチ部へかけて大きく左カーブを描いており、そのため那須町から那須塩原市方面へ向かう際には橋面からも車道下のアーチ部を見ることができます。また最大で4.8%の勾配があることから、下っていく際には目の前に大空が開け、非常に開放感のあるドライブを楽しむことができます。
赤く塗装された梁材は、新緑の季節には那須地域の木々と鮮やかなコントラストを描き、秋には周囲の紅葉に映え、季節を問わない見応えがあります。晴天時には高さ30mを超える橋の上から那須連山が一望でき、遮る物の無い見事な眺望を味わうことができます。
那須観光の玄関口として多くの観光客のドライブルートとなっているほか、橋自体も新たな観光スポットとして観光客の目を楽しませている那須高原大橋。那須を訪れた際は西岩崎ポケットパークに車を止めて、休憩がてら散策してみては如何でしょうか。
【インフラスポット】参考:道路橋点検必携(H27)栃木県観光物産協会HP

■路線名:県道 矢板・那須線(やいた・なすせん)
■交差物:一級河川 那珂川(なかがわ)
■橋長(最大支間長)径間数:460.0m(165.0m)12径間
■上部工形式:鋼単純上路式ローゼ橋 + PC4径間連続ホロースラブ橋2連
■下部工形式:重力式橋台1基、逆T式橋台1基、張出式橋脚9基、アーチ基礎兼用ラーメン式橋脚(エンドポスト)2基(基礎は全て直接基礎)
■架設年:平成5(1993)年
■管理者:栃木県大田原土木事務所










 

周辺観光情報

基本情報

住所 栃木県那須塩原市西岩崎~那須町高久乙
電話番号 0287-23-6611 (大田原土木事務所)