湯西川橋梁 ゆにしがわきょうりょう

本橋は、野岩鉄道の鉄道橋で、五十里ダムのダム湖(五十里湖(いかりこ))に架かることから「五
十里橋」とも呼ばれています。上部工トラスは、鉄道が単線のため幅員に比べ背丈が数倍あるスリム
な構造が特徴です。
鋼材には塗装の塗替えが不要な耐候性鋼材を採用し、維持管理費を削減する工夫がされています。
耐候性鋼材とは、通常の鉄と同様に表面に錆が発生しますが、時間経過とともに錆が安定化し、腐
食がほとんど進まなくなる性質を持った鋼材です。
野岩鉄道は、栃木県日光市の新藤原駅から福島県南会津町の会津高原尾瀬口駅間30.7kmを結ぶ
鉄道で、会津の人々にとって「首都東京に直接至る夢の鉄道」として昭和61年に開業した第三セク
ター鉄道です。山間渓谷を走り、車窓からは四季折々の素晴らしい景色を楽しめます。路線内には
64箇所もの橋梁があり、全線の9.2%を橋が占めています。本橋は、ホーム全体が葛老山トンネル
内に設置されたトンネル駅、湯西川温泉駅に隣接しています。
人工的な鉄橋でありながら、周辺の豊かな自然と調和する錆の赤茶色が透明な湖面に写る様子は
見事な景色です。人間の営みと雄大な自然の美しさを同時に感じられる素晴らしい橋梁と言えるで
しょう。
駅のお隣り”道の駅湯西川”で濃厚ソフトクリームや足湯を楽しみながら、眺めてみてはいかが
でしょうか。【インフラスポット】

周辺観光情報

基本情報

住所 栃木県日光市西川(湯西川温泉駅~中三依温泉駅)