日光国立公園の観光には断然、Eバイクがおすすめ!1人旅からファミリー層まで支持される、Eバイクツアーの魅力とは?

2023年8月8日

今、栃木で新たなアクティビティとしてEバイクが人気です。中禅寺湖や那須高原といった人気エリアをEバイクで巡るツアーは、フットワーク軽く絶景ポイントをまわったり、新緑や紅葉といった自然美を間近に堪能できるのが魅力!

電動アシスト付きのEバイクなら、初心者や体力に自信がない人でも本格的な山道をラクラク走れます。思い切り自転車をこぎたい、素敵な景色を見たい、カフェや温泉街にも立ち寄りたい、そんな欲張りな観光をEバイクはアシストしてくれるでしょう。

今回はサイクリング未経験者はもちろん、自転車好きも大満足のおすすめツアーを5つご紹介しますので、ぜひ体験してみてください。

そもそも、Eバイクって何!?

今、人気のEバイクをご存じですか? Eバイクとは、スポーツバイクに電動アシスト機能が付いた自転車のこと。従来のママチャリ型の電動自転車と違って、山道や長距離、長時間のライドに向いているのが特徴です。

実はアフターコロナのアクティビティとして釣り(フィッシング)と同様に注目を集めています。

人気の理由は3つ

・ 密を避けるアウトドア・アクティビティである

・ スポーツバイクならではの疾走感が手軽に味わえる

・ 体力に自信がない人でも安心して楽しめる

など、人気の理由はさまざま。渋滞を気にせず走れることや、スポーツタイプのかっこいいルックスも人気を後押ししています。また初心者でも乗りやすいため、子どもも大人も、1人旅でもグループ旅行でも、観光のお供に最適です。

いずれも自転車に搭載された専用のナビゲーション機器に従ってサイクリングを楽しむ「セルフガイドツアー」なので、道に迷うことなく、しかもマイペースにサイクリングが楽しめます。今回は栃木県でEバイクを体験できる、おすすめのツアーを5つご紹介します。

日光エリア中禅寺湖畔カフェ巡りライド(初級向け)

栃木きっての観光地のひとつ、中禅寺湖畔をサイクリングしながら、5つのカフェや観光地を巡るコースが「中禅寺湖畔カフェ巡りライド」。中禅寺湖畔は明治から昭和にかけて、各国の大使館や多くの外国人が別荘を建てた避暑地として知られています。

湖畔に建つ「英国大使館別荘記念公園」や「イタリア大使館別荘記念公園」では、美しい歴史建築の中、セレブ気分でカフェや写真撮影を楽しんでみてはいかがでしょう? そのほか、「コーヒーハウスユーコン」や「中禅寺湖畔ボートハウス」など湖畔の絶景を堪能できるカフェや、竜頭滝の間近にある龍頭之茶屋など、ロケーション自慢のカフェもラインナップされています。

セルフガイドツアーなので、すべてのポイントを回る必要はなく、好きな場所に、無理のないペースで訪れられるのも魅力。ちなみに、中禅寺湖周辺は観光客が多く、週末やオンシーズンは渋滞も多いそう。自転車なら渋滞のストレスなく、存分に寄り道と観光を楽しめます。

ガイドからのコメント

夏の新緑とともにおすすめなのが、秋の紅葉シーズンです。コースのすべての場所で紅葉が楽しめますが、とくに夕暮れに照らされた中禅寺湖の紅葉は必見です!

日光エリア|小田代原&千手ヶ浜フォレストライド(初級向け)

このコース「小田代原&千手ヶ浜フォレストライド」では、中禅寺湖の北側に位置する小田代原と中禅寺湖畔の千手ヶ浜を往復します。

小田代原は、日光国立公園の特別保護地区および特別地域に指定された草原地帯。国立公園ど真ん中のこのエリアは、許可を受けた車両しか入れないため自転車が走りやすく、子供を連れたファミリー旅行にもおすすめです。車の音や街の喧騒から離れ、木立のせせらぎや鳥のさえずりに耳を澄ませてみてください。ときには猿や鹿など、森の野生動物と遭遇することもあるのだとか。

標高1430メートルの小田代原と、ゴールの千手ヶ浜は標高差が100メートル以上ありますが、アップダウンがあるコースこそEバイクの本領発揮! 木々が繁る小田代原の林道から千手ヶ浜に抜ける解放感も、このコースの見どころのひとつです。コース上にはレストランやカフェといった休憩ポイントがないため、希望者にはコーヒーセットのサービスがあります。

ガイドからのコメント

このコースのおすすめは、ミズナラや白樺、カラマツといった木々が紅葉する秋。小田代原の入口と千手ヶ浜周辺では紅葉の進み方が違うため、景色の変化が魅力です!

那須エリア那須岳ボルケーノライド(初級向け)

火山を意味するボルケーノ。その名の通り、この「那須岳ボルケーノライド」コースでは、活火山である那須岳の中腹から標高約1260メートルの大丸園地を目指します。

約16キロのヒルクライム&ダウンヒルコースを走破するには初心者でおよそ5時間かかるのだとか。普通の自転車ではアップダウンが苦しいかもしれませんが、Eバイクならアシスト機能があるので安心。行きは徐々に那須岳が近づいてくる迫力を、帰りはダウンヒルの爽快感をぞんぶんに楽しめることでしょう。

途中、駒止の滝や八幡つつじ園地、那須御用邸の一部が一般開放された「那須平成の森」などがあり、四季折々の那須の自然も満喫できます。借りられる自転車は、登りに強いロードバイクタイプと下りに強いマウンテンバイクタイプの2種類。それぞれ乗り心地が違うので、どちらを選ぶかでライドの楽しさも変わってくるのだそう。初心者の方はぜひ、自転車の選び方や乗り方をガイドに相談してみてください。

ガイドからのコメント

このコースは自転車と自然を楽しむのに最適です! おすすめは新緑がはじまる5月と紅葉シーズンの10月。標高が高いので、真夏でも快適に走ることができますよ。

那須エリア塩原水辺の自転車散歩(初級向け)

塩原温泉の中央を流れる箒川沿いの旧道を走るこのコースが「塩原水辺の自転車散歩」。以前は車が多く、初心者や子供が自転車を走らせるのは危険だったのだそうですが、2022年に塩原温泉へ向かう国道にバイパスが完成したため、今は箒川の渓谷美を堪能しながらサイクリングできる絶好のコースに変身したのだとか。

立ち寄りスポットのひとつ、竜化の滝は塩原随一の呼び声高い名瀑。切り立った3段の岩を流れる滝の姿が、天に昇る竜に見えることからその名前がついたのだとか。国道沿いの駐車場から徒歩約20分ほどでつくことができるので、ライド&ハイクを楽しんでみてはいかがでしょう?

そのほか、コース上には小太郎ヶ淵や小太郎茶屋、推定樹齢約1500年といわれる2本の巨大な逆さ杉がシンボルの塩原八幡宮など見どころ豊富。そしてこのツアーの特徴のひとつが、ガイドによるEバイクのレクチャー。Eバイクやスポーツバイクに不慣れな人にも安心して乗車してもらえるよう、希望者には練習時間を設けています。

ガイドからのコメント

夏の渓谷もいいですが、秋の紅葉は息をのむほどの美しさです。コース上の絶景ポイントやフォトスポットをお教えしますので、ぜひ写真におさめて持ち帰ってくださいね!

那須エリア板室&乙女の滝アドベンチャー(初中級向け)

スタート地点の「那須ガーデンアウトレット」がある那須野が原の平地エリアから、国立公園の山岳部を経てふたたびスタート地点に戻ってくる一周約40キロのコースが「板室&乙女の滝アドベンチャー」。

「那須ガーデンアウトレット」周辺は、人気のレストランやカフェ、美術館なども多く立ち並ぶ人気の観光エリア。コースの立ち寄りスポットのひとつ「旧青木家那須別邸」があるのもこのエリアで、歴史建築と季節の花々のコラボレーションが素敵な場所となっています。そのほか、コース中盤の板室温泉では立ち寄り湯に浸かったり、お蕎麦屋さんでランチをしたり、このコースならではの立ち寄りスポットを目いっぱい楽しんでみてはいかがでしょう?

コース一番の見どころである「乙女の滝」は、標高約700メートル地点にあります。平地から山岳部まで、田園風景や那須高原を一望できる絶景ポイントなど、景色の移り変わりを楽しみながら緩やかなヒルクライムが体験できるのもこのコースの持ち味です。

ガイドからのコメント

見どころ・寄りどころが多いコースなので、立ち寄りスポットで休憩をしながら丸1日かけて遊びつくすのがおすすめです。滝や森林のトンネルでマイナスイオンを浴びながら、アートスポットやカフェでゆっくりくつろいでみてください。

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