かわまたおおはし

川俣大橋

日光市

  • 歴史・文化・自然

2021年12月5日更新

栃木県の
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日光エリア

川俣湖を横切る大きな道路橋

川俣大橋は昭和37年(1962年)に川俣ダム建設に伴い作られた橋梁で、日光市内の旧栗山村を縦断する主要地方道川俣温泉川治線の川俣湖に架設されており、栃木県管理道路で唯一自動車が通行できる吊橋です。
本橋梁の形式は、架設地点の地質が強固な花崗岩であり地形が左右岸とも急峻であることから、160mの橋梁を一径間で建設することとし、吊橋とランガートラス橋の2型式の比較検討を行い、経済性や美観等を総合的に検討した結果、吊橋が採用されました。
本橋周辺の地名は「川俣」と呼ばれておりますが由来として、鬼怒川上流の山深い里が川の又になっている所に生まれたところから川俣になったといわれています。
建設されて以降、約60年が経過しましたが、本橋梁は奥鬼怒温泉地区や川俣温泉地区などの地域住民の生活を支えるとともに、周辺にある「鬼怒沼」「間欠泉」「瀬戸合峡」などの美しい自然への観光資源への連絡橋として、今後もその活躍を続けることを期待されています。
【参考】川治ダム工事誌、栗山村誌

■路線名:県道川俣温泉・川治線
■交差物:一級河川 鬼怒川(川俣湖)
■橋長(最大支間長)径間数:158.0m(塔柱支間160.0m)単径間
■上部工形式:鋼単純補剛桁吊橋 (二?式主塔)
■下部工形式:直接基礎重力式橋台2基
■架設年:昭和37年(1962年)
■管理者:栃木県日光土木事務所

橋の歴史
・昭和14年(1939年)頃:現川俣ダム付近の地質調査が日本発送電により行われる。
・昭和32年(1957年):建設省により本格的な地質調査が始まる。
・昭和35年(1960年):川俣ダム起工式が行われる(6月)。
・昭和36年(1961年):「川俣大橋」の施工開始(9月)。
・昭和38年(1963年):「川俣大橋」が完成(7月)。
・昭和40年(1965年):川俣ダム完工式が行われる(10月)。

基本情報

住所 〒321-2717 栃木県日光市川俣
問い合わせ先 日光土木事務所 0288-53-1211
アクセス 電車・バス 野岩鉄道会津鬼怒川線「川治湯元駅」から日光市営バス 「鬼怒川温泉女夫渕線 女夫渕行」にて「川俣大橋」下車、徒歩すぐ。(約55分)
※運行便が少ないのでご注意下さい。
日光宇都宮有料道路「今市IC」から約60分。

マップ

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