にっこうばし

日光橋

日光市

  • 歴史・文化・自然

2021年12月6日更新

栃木県の
このあたり!

日光エリア

今日も大谷川を渡る多くの観光客や市民の足下を支えています。

日光で来訪者を迎える世界遺産の表玄関「神橋」。
『その昔、日光開山の祖「勝道上人」が大谷川の激流に阻まれ立ち往生し、神仏の加護にすがったところ、2匹の大蛇が現れ橋となった。しかし、鱗が滑り渡れずにいると蛇の背中に山菅が生えて道ができたとされ、神橋は別名「山菅の蛇橋」と言われている。』と日光の小学生は習います。
朱塗りの「神橋」ばかりに目をひかれますが、足下に目を向けると今回の主役「日光橋」が静かにその役目を果たしています。
日光橋は寛永13(1636)年、東照宮の大規模な増改築が行われた際に一般通行用の仮橋として架けられました。以来、日光橋は宇都宮方面から二社一寺や中禅寺・湯本・足尾方面への架け橋となり、さらに明治43(1910)年には日光電気軌道が開業し、路面電車が橋の上を通るなど、日光橋は観光、生活、産業にとって重要な役割を担ってきました。
戦後になると、急激な自動車交通の増加に伴い昭和37(1962)年に現在の橋に架け替えられ、その外観は神橋を邪魔すること無く控え目ですが、金色の擬宝珠を飾った高欄は微かな自己主張を感じさせ、日光橋は、今日も大谷川を渡る多くの観光客や市民の足下を支えています。
日光橋を渡ると、もうそこは世界遺産「日光の社寺」です。

【参考文献】広報にっこう(2006年4月1日創刊号)

■路線名:国道 119号
■交差物:一級河川 大谷川(だいやがわ)
■橋長(最大支間長)径間数:38.0m(37.0m)単径間
■上部工形式:鋼単純鈑桁橋
■下部工形式:直接基礎半重力式橋台 2基
■架設年:昭和37(1962)年
■管理者:栃木県日光土木事務所

基本情報

住所 〒321-1431 栃木県日光市山内〜上鉢石町
問い合わせ先 栃木県日光土木事務所 TEL 0288-53-1211

マップ

このページを見ている人が見ているページ

いろはざか

いろは坂

かんまんがふちばけじぞう

憾満ヶ淵化け地蔵

あかぬましぜんじょうほうせんたー

赤沼自然情報センター

スポット一覧へ戻る