深い森に囲まれた山間に鎮座する天狗の宿
古峯神社は、大芦川の源流に近く、深い森に囲まれた山間に鎮座し、祭神として日本武尊を祀っています。尾根を経て日光へと至る深山の地は日光開山の祖である勝道上人の修行地であった由緒により、修験道の道場ともされています。 神徳として、開運、火防をはじめ、海上守護、五穀豊穣、交通安全、営業繁栄、身体健全など、あらゆる心願成就をみちびくとされ、また神使である天狗は飛翔して崇敬者にふりかかる災厄を除災するという信仰から、天狗の宿として、関東はもとより東北にも広がる信仰圏をもち、講中による参篭も行われています。
〔御朱印〕
複数の書き手によって記帳される天狗の図柄は約30種。ひとつひとつ丁寧に描かれるため、記帳には30〜40分掛かり、人気の図柄は数カ月待ちのものも。
お急ぎの方は印刷された図柄から好きなものを選んで、ご朱印を授かることもできます。
〔参 籠〕
日常をを離れて身を清め、心を安らかに鎮めて、御神徳を賜ることができる、宿泊施設です。宿泊者は翌朝一番のご祈祷に参列し、朝の静かなひとときを過ごすこともできます。
16:30〜17:00頃、巫女による舞が奉奏されているので、早めの到着がおすすめです。
〔御直会〕
神に供えた飲食物を神とともにいただく儀式、直会(なおらい)。神饌料理を中心とした、季節ごとに変わる昼食をいただくことができます。御膳に付く、けんちん汁は地元の食材もふんだんに使われている、人気の一品です。
〔古峯園〕
大芦川の清流を引き、広大な自然の地形を生かして造られた回遊式の日本庭園。3〜4月には梅や桜、4〜5月には新緑、6〜7月には菖蒲や紫陽花など、四季折々の風景が広がります。園内には静かな雰囲気で抹茶がいただける茶室や、地元の食材を使用した食事や甘味がいただける茶店があります。古峯神社を参拝した後に、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。