さののぶつぞうめぐり

佐野の仏像めぐり〜癒しの空間へ〜

佐野市

  • 歴史・文化・自然

2021年11月16日更新

栃木県の
このあたり!

県南エリア

(おすすめルート)台元寺 → 涅槃寺 → 観音寺 → 宝龍寺 → 普門院 → 大聖院

○台元寺 銅造百観音菩薩像(佐野百観音)…佐野市犬伏上町1892(0283-23-0141)

県指定文化財  ※画像1枚目

100体の観音像は、日光山の了覚上人発願により、江戸時代に天明鋳物師たちの競作として作られました。

内訳は千手観音30、十一面観音28、聖観音24、如意倫観音8、延命観音4、馬頭観音2、不空羂索観音2、

准胝観音2となっており、西国33観音、坂東33観音、 秩父34観音の百観音が一体も欠けず揃っている姿は見事です。



○日限地蔵尊(涅槃寺)…佐野市天明町2229(0283-22-4820)

市指定文化財

鎌倉時代に造られた、寄木造りの木造地蔵菩薩立像が納められた日限地蔵尊。

期限を定めて願掛けすると願いが叶うといわれています。

毎月24日の縁日に、地蔵尊が公開されます。



○観音寺 銅造阿弥陀如来座像…佐野市金井上町2237(0283-22-1216)

市指定文化財

寛文9年(1669年)に佐野家旧臣の子孫達が、佐野家復興を願い建立したものです。

太田小左衛門尉藤原秀次、大川久兵衛尉藤原信正、斎藤伝七郎久重など天明鋳物師渾身の作。

框部には、建立に参加した町村数54個の左三つ巴紋(佐野家の家紋)が鋳出されています。



○宝龍寺 銅造阿弥陀如来座像…佐野市大祝町2312(0283-22-0149)

市指定文化財

元禄7年(1694年)に鋳工「丸山孫右門尉藤原信次」が鋳造したもので、鼻筋の通った顔立ちで、やわらかい表情をたたえています。

また、安政4年から明治14まで力士として活躍した春日山万蔵の記念碑があります。

境内で行われた追善興行を記念し建てられたもので、横綱双葉山や大関羽黒山などの名が刻まれています。

毎年9月には、子育呑龍の大祭が行われます。



○普門院 鏡延命地蔵菩薩半跏像(鏡延命地蔵尊)…七軒町2189(0283-22-2278)

県指定文化財  ※画像2枚目

鏡延命地蔵尊は、左手に宝珠、右手に錫杖を持ち、左足を踏み下げた銅造地蔵菩薩半跏像で柔和でやすらぎと温もりのある姿は

願えば叶う地蔵尊として、篤い信仰を集めています。

背面には、「不可思議の神力 慈悲 智恵 弁才の地蔵尊を造る 和讃寂応」と陰刻銘があります。

寂応は普門院住職。

江戸中期における天明鋳物師たちの傑作の一つです。

※地蔵尊見学時は事前に普門院へ連絡してください。



○大聖院 高地蔵、銅鐘…佐野市植野町1856(0283-22-0477)

市指定文化財

慶長年間、高橋惣左衛門という郷士がいました。

領主に、秋山川の築堤工事と減免を願い出ました。

願いは届いたものの、死罪となってしまい、惣左衛門を慕っていた村人たちにより、惣左衛門の顔に似たお地蔵さまが作られ、

旧植野村を一望できる場所に建立されました。

明治に入り、高地蔵は現大聖院境内に移転され、今日に至ります。

境内の銅造は、元文4年(1739年)丸山善太郎の作で、法華経69,384文字が鐘全体に刻印されています。

 

基本情報

住所 〒327-0000 栃木県佐野市

マップ

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